著者:Roxana Marcoci 発行:MOMA サイズ:33.4 x 25.6 x 2.2 cm ページ:144P コンディション:古書
ベルリン在住のアーティスト、トーマス・デマンドの作品集。 Taka Ishii Garellyでたびたび取り上げられているので、ご存知の方も多いかとは思うが、彼は紙を用いて一つの空間を構築し、それをカメラで撮影する、という手法をとる。それは時にCGのようでもあり、じっと見ていると耐えがたい不安がこみ上げてくる。ぎりぎりまで現実のミメーシスであることを許され、しかし、あと一歩のところで本物になり得ない、独特なペーパークラフトの世界。雑誌『pen』の2008年3月1日号でも紹介されており、今もっとも注目されている作家の一人といえよう。
LindstormやThe Whitest Boy Aliveなど根強い人気を誇るミュージシャンの作品を数多くリリースし続けているノルウェーのレーベル、Smalltown
Supersoundを代表するミュージシャンとしてだけではなく、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしてもワールドワイドで高く評価されているキム・ヒョーソイ。
木村伊兵衛は、戦中・戦後、報道や宣伝写真などで活躍し、ライカ最大の特徴であるスナップの名手としても知られています。ブラッサイ、ドアノー、ブレッソンなど名だたる巨匠の知遇を得た、54、5年のヨーロッパ渡航。そのとき撮影された写真は、55、6年に写真集として刊行され、また木村死後の74年にも再びまとめられました。しかし、その後絶版。我々が木村のヨーロッパ写真を目にする機会が少なくなっていました。
しかし、没後30年、まったく人目に触れることのなかった木村伊兵衛のカラー作品「パリ」(1954)は、撮影から半世紀、アルル国際写真フェスティバル出品を機に、国際的にも再評価の声が高まり、“幻のカラー”170点を集大成した、ファン待望の豪華写真集として発売になりました。スナップによるアレやブレも絶妙に活きていて、印刷もいい仕上がり。品切れたら、恐らく重版はないであろう写真集です。
解説は、世界の写真集の歴史を集成した『The Photobook : A History volume
1』の著者でもある写真家マーティン・パーと都市論を中心とした気鋭の評論家、今橋映子が執筆している。
1992年に音楽之友社から刊行され、絶版となった佐藤泰一著「ロシアピアニズムの系譜」に、新しい章やLPレコードリスト、30ページにもわたるロシアピアニストたちのポートレートも加わった改訂版が、写真家の若木信吾氏によるyoung
tree press初の単行本として発行されました。
ロシアピアニズムの歴史をその起こりからしっかりと網羅(特に系譜図は圧巻)し、語られることの少なかったショパンコンクールにおけるロシアピアニストたちの活躍にも迫ります。
詳しく、余すことなく書かれているので、ファンはもちろんクラシックになじみのない方にもおすすめ。まっ白な中に鍵盤が浮かび上がるデザインも美しく、思わず手に取ってしまう一冊です。